photoblog
<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
フォトコーチング始めました!
何かスポーツを始めた時、最初のうちはなかなかうまくはできませんね。
頭で理解して、それをやってみて、コーチからアドバイスを受け、反復練習をしていくうちに、いつの間にか頭で考えなくても勝手に体が動くようになります。

写真に撮られることも、そういう意味ではスポーツと同じだと考えています。 誰でも最初はカメラを向けられた時にどうしたらよいのかわかりません。 撮られて、その写真を見て、次に撮られる時はこうしてみようと頭で考えて、実践して、という繰り返しができる人が写真写りがよくなっていきますし、そのようなことをしない人はずっと写真が苦手のままです。

つまり写真に良く写るようになるためには、スポーツと同じように練習することが必要です。
撮られるプロであるモデルさんは当然ながら撮られるスキルを上げていかなければなりません。 しかしどのようにしてそのスキルを会得すればよいのかというのは、モデルスクールや事務所でもそれほど教えてくれるものでもないようです。


僕は10年の間、延べ千人以上の方の撮影をしてきました。僕は撮られる側ではありませんが、撮る側からどのようにすればより良い写真になるかということを現場で試行錯誤しながら実践してきました。
その内容を体系化して提供することにより、写真写りが悪いと悩んでいる方のお役に立てるのではないかと思い、このフォトコーチングというメニューを作りました。
メニューはこちらです。


メニューはプロコースと一般コースの2つがありますが、ここではプロコースについて説明します。

プロコースはモデル志望の方、新人モデルさんなどプロになりたい、あるいはなったが、まだ撮られる経験がほとんどなく、良い写真が撮れていないという方や、ある程度モデルとして経験はしてきたが、写真に苦手意識があるとか、写真写りが悪いと言われる、というような方を対象にしています。

コーチングの仕方は、座学で行う会話セッションと、実際にカメラで撮影しながら行う実技セッションの2種類があり、始めは会話セッションを1回から数回行い、その後実技セッションを行うという流れになりますが、ご希望のテーマのみ単発でもお受けします。


会話セッションでは現在の状況や課題などをお聞きした上で、今後の改善への道筋を一緒に考えていきます。 また、撮影にあたって知っておいたほうが良い次のような内容を、ご希望に応じてレクチャします。

・宣材写真と作品の違い
・宣材写真のディレクション方法
・撮影イメージを決める流れ
・衣装、ヘアメイクについて
・撮影場所の種類と特徴
・撮影現場で知っておくべきこと
・撮影時のカメラマンとのコミュニケーション
・良いカメラマン、ダメなカメラマン


実技セッションでは、主に以下のようなテーマで実際に撮影→写真を見て改善点洗い出し→撮影 の繰り返しにより撮られ方を身に付けていきます。内容はご希望によりカスタマイズします。

・表現のヴァリエーションの増やし方
・笑顔の作り方
・自然な表情を作るコツ
・脚をキレイに撮られるには
・自然なポーズのコツ

フォトコーチングについてのお問い合わせ、お申し込みはこちらからどうぞ!

作品撮りで撮った写真は宣材として使えるのか?
以前こんな記事を書きました。

宣材写真のディレクションは誰がやるのか?
作品撮りとは
作品撮りをうまくやるには

この続きで、今回は「作品撮りで撮った写真は宣材として使えるのか?」というお話をしてみたいと思います。
おさらいしておきますと、


・宣材撮影
  モデルさんなどがお仕事を取るためのプロモーションツールとしての写真を撮影すること

・作品撮り
  カメラマンやヘアメイクなどのクリエーターが自分の作品として使う写真を撮影すること


であり、目的が全く異なります。
違う言い方をすると、写真に写し込もうとしているものは

・宣材写真:モデルがアピールしたいもの
・作品  :クリエーターが表現したいもの

上記の2つがたまたま同じものであれば宣材写真としても作品としても使える、ということになります。 そんなに都合の良い偶然が起こる確率は低いはず・・・なんですが、写真というのは撮る人撮られる人が意図しているもの以外のものも写り込んでしまう、モヤモヤとしたというか、ある意味アバウトな世界なので、意外に違う目的で使えたりするんですね。
で、このモヤモヤしたアバウトな世界を少し整理してみます。



写真には撮る人が意図的に写し込んたもの以外にも、いろんなものが写っています。
例えばあるモデルさんが、自分の首から肩にかけてのラインがキレイだとよく言われ、そういう部分を見せるお仕事を何度か取ったこともあったとします。
つまりこの人のアピールポイントのひとつは首から肩にかけてのラインで、宣材の中にはこのラインがキレイに写った写真を入れたいわけです。

で、あるクリエーターの作品撮りに協力して撮った写真に、偶然この首から肩にかけてのラインがきれいに写っていたとします。
しかしこの作品を宣材として使うには、このラインが写ってさえいればいいという訳ではなく、写真全体のテイストも含めて宣材としての要件を満たしていないといけません。
例えばこの作品に男目線のセクシー感がただよっていて、事務所的にアピールしたいのが清楚でさわやかなイメージだとすると、この作品は宣材としてはNGでしょう。
逆に言えば写真全体のテイストも含め、宣材写真としての要件を満たしている写真であれば、宣材として使える。ということになります。


図にしてみます。




上の図で、横軸は宣材としての要件を満たしている度合い。
要件はもちろん人によって様々ですので、具体的に写真のどこがどう、とは一般論では言えません。

縦軸は作品度。例えば作り込みまくっている写真、アートな雰囲気がただよっている写真、は誰が見ても作品度が高いように見えると思います。 しかしそれとは逆に、ナチュラルテイストな作品を撮る人もいます。
ですので一見作品っぽい写真だけが作品度が高いかというとそいういう訳でもないところが難しいところです。 そこで「作品度とはそれを創る人が表現したいと思ったものが写り込んでいる度合い」 と言えばまぁ正確かなと思います。

A,B,Cの3つのゾーンそれぞれ、「例えばこんな写真」という例を載せています。

Aは作品度が高くて宣材度が低いゾーン。
例の写真は極端ですが、アートのようなメイク。ここまでくると誰が写っているか分からないですから宣材としてはもちろんNGです。

Cは逆に作品度が低くて宣材度が高いゾーン、
スタジオで宣材撮影メニューで撮ってもらう写真には、この例のような白バックでオーディション用によく使われるような感じの写真が多いと思います。
こういう感じの写真を作品として撮っている人もいるかもしれませんので、一概にこれが作品度が低いとは言えませんが、まぁ多くの方がそう感じるだろうということで、ここではCゾーンに入れます。

Bは作品度も宣材度も高いゾーン。
例にあげているアップのカットは、室内で光に包まれているような柔らかい空気感を出そうとしました。僕としては表現しようとしたものが写っている写真です。モデルさんの顔立ちや表情もしっかり写っているので宣材度も高いはずで、実際宣材として使っていただいています。



宣材として使えるのは、図で言うと当然ですが宣材度が高い右側のBかCのゾーンに入る写真ということになります。
つまり、「作品撮りで撮った写真は宣材になるか?」
の答えは、

「あなたにとってその作品の中に、あなたがモデルとしてアピールしたいものが写り込んでいて、かつ写真から受けるイメージが事務所がアピールしたいと考えているあなたのイメージと一致しているのであれば、宣材としても使えますよ!」

ということになります。

この図を見ていると、いろいろ書きたいことが湧きだしてきますが、ちょいと長くなってしまったのでまた別の機会に!
vi-taで宣材撮影


先日、お世話になっている美容室vi-taの魚らん坂店で、モデルの美樹さんの宣材撮影をしました。

こちらでの撮影はお店がお休みの日に、ヘアメイクはこのお店のトップスタイリストの石川さんにしていただきますが、人気で常にご予約いただいている方がいる状態です。

今回は美樹さんの事務所の社長さんもいらっしゃって、その場でご意見をいただけるのでとてもやりやすかったです。




衣装に合わせてヘアメイクを変えて、ライティングも窓からの自然光にしたりストロボを使ったりと変化を付けると、テイストの違う写真になります!




かなり強力な宣材が撮れたのではないかと思います!
これで良いお仕事が更に取れるようになるといいですね!

作品撮りをうまくやるには
前回の続き、作品撮りについてです。


作品撮りするには自分がほしいイメージを創るために必要な人たちを集めないといけません。
まずこれが関門で、どういう人と組むかで作品のテイスト、クオリティが決まります。それにお互いにイメージを伝え合うためのコミュニケーションスキルも重要です。
クリエーターというのは変わった人が多いですから・・まぁ僕もそうですが・・笑 コミュニケーションするのに苦労することもあるのではないかと思われます。


モデル撮影の作品撮りに参加してくれる人を探すのにこんなサイトがあります。僕もずいぶん昔にここに登録していましたが、嫌な思いをしたのをきっかけにやめました。世の中いろんな人がいるものです。


作品撮りの参加者みんなが使えるようなのを撮りましょう的なセッションの場合、かかった経費は参加者で割り勘にすることが多いと思います。
逆にカメラマンなりヘアメイクさんなり、ある人がほしい作品を撮るために、他の人たちが協力する場合もあります。
この場合は協力してくれる人にギャラを払うことが普通でしょう。


前者のやり方が、経済的負担は少なくてすむし、みんなが使う写真が撮れるのだから一見いいんじゃないかというふうに見えるかと思いますが、しかしそういう作品撮りを公平感を保ちながら進めることは難しく、1人だけ得をすることが多いのではないかと思っています。
メンバの中の声の大きい人に他の人達が引きずられて、結局その人がほしい写真は撮ったけど、自分が使えるものは撮れなかった・・・なんてことになりがちなのではないかと思われます。もちろん作品撮りの全てがそうだとは言いませんが、気をつけないと一人だけ得をする会に参加されられた、ということになってしまうこともあるかと思います。


そもそも参加者各人の目的が違うのですから、本気で自分のほしいイメージを追求しようとすればするほど、つまりお遊びではなくて真剣勝負になればなるほど、1回のセッションでみんながほしいものができるなんていう都合のよい話にはならない、と思っていたほうが間違いないと考えています。


ということで、僕のおすすめは、参加者のうち1人がほしいイメージのものに絞り込んで他の人はそれに協力してあげて撮る、それを持ち回りで複数回行う。というやり方が公平で良いのではないかと考えています。
つまり1回の撮影の中でディレクションする人は1人だけ。とすっきり明快にするということです。
そうすれば参加者が自分のやるべきことに集中でき、よりクオリティの高い作品ができるのではないでしょうか?
作品撮りとは?
作品撮りとは、クリエーターが自分の作った作品を写真に撮ること。またはカメラマンが自分の作品として写真を撮ること。


Test Shootと言われることもありますが、お仕事としてのクライアントからの発注による撮影ではなくて、自分達の作品作りのための撮影、という意味合いかと思います。
さてこの作品撮り、カメラマンだけがやる訳ではありません。 インスタで「#作品撮り」のハッシュタグが付いた写真をみると、美容師さんが撮った写真がすごく多いです。
想像ですが、ヘアサロンではホットペッパービューティーなどに載せる写真が結構重要な販促ツールになると思うので、撮影に力をいれていらっしゃるのではと思われます。


この作品撮りの「作品」とは何を指すのかというと、カメラマンの場合は「写真そのものが作品」です。
一方、例えば美容師さんが作品撮りした写真は、写真に写っている「ヘアスタイルが作品」です。
つまり例えばカメラマンの作品は、光の扱いなどの写真表現そのものが作品の内容になるのに対して、美容師さんの写真の中の光の表現は、作品であるヘアスタイルをよりよく見せるための演出効果という位置づけになる、ということです。


カメラマンも専門はいろいろありますから、例えば物撮り専門カメラマンならモノを撮った写真が作品になりますし、人物を被写体にする場合にはモデルさんが必要になります。 モデルさんと言っても、若い女性ばかりが対象になるとは限りません。
一般の人物を対象にして作品を作る人もたくさんいます。 逆にファッション系のカメラマンやヘアメイクさんは、いわゆるモデルさんを撮りたい、しかも外人やハーフのモデルがいい、という人が多いように思います。


作品撮りした写真はBOOKに入れて自分を売り込むために使われたりします。
BOOKに入れている作品集のことを「ポートフォリオ」とも言いますが、自分はどういう作品を作っているのかを人に見てもらうため、お仕事を取るため、に使います。
BOOKについては2年前になりますが、こんな記事書いてます。
この記事に「BOOKもデジタル化されるのでは」と書いていますけれど、未だに重たいBOOK担いでいるモデルちゃんが多いようです。iPadとかタブレットに入れりゃ軽いのに。と思いますけど、そうもいかないのでしょうか?


ちなみにモデルさんが自分を売り込むためにBOOKに入れる写真は、宣材写真や今までいただいたお仕事の写真、それにカメラマンやヘアメイクさんの作品撮りに協力して撮った写真などです。
カメラマンなどの作品撮りに協力して撮った写真は本来の目的は違うわけですが、宣材として使われることもあるようです。 えーそれは可能なの?という件については別途記事を起こしたいと思っています。


で、この作品撮り、やってみたけどなんだかなぁ〜という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
僕も今まで作品撮りをしてみて、なかなかに難しいなぁと感じておりまして、それについては次回書いてみたいと思います。