「宣材撮影」と「インスタ撮影」の違い
2021.05.15 Saturday
僕が行っている「宣材撮影」と「インスタ撮影」の違いについてご説明します。
それぞれの目的に最適化した撮影にしていますので、内容的にはかなり異なります。
「宣材撮影」では、事務所が書類で送る写真、コンポジ、BOOKなどで使える宣材写真を撮影します。
経験上、衣装2パターンで撮影した写真から事務所で選んでいただけるのは2-6カット程度です。
しかし撮影の枚数は300枚から1000枚を超えることもあります。 お仕事を取るための重要なプロモーションツールになるため、事務所では微妙な表情の違いなど、かなり細かい所までチェックし、厳選されます。
今までの宣材より良いカットが撮れなければ「今回は全部ボツ」というようなことも普通にある厳しいものです。 ですのでカメラマンとしては細心の注意を払い撮影します。
主な注意点は
◯モデルさんの顔や全身の姿をゆがみなく、正確に写し込むこと。
もちろん多少脚が長めにスタイルが良く見えるように撮影しますが極端にゆがんだ写真はNGです。 そのためにゆがみの少ない望遠系のレンズを使用します
◯モデルさんの姿がしっかり確認できるよう、背景の色味、明るさやボケ具合をコントロールして撮影します
◯BOOKサイズのプリントに耐えるよう、一眼レフで高画質な写真を撮影します
一方、インスタ撮影の場合、モデルさんから見れば、わざわざお金を払ってインスタに上げる写真を撮るのですから、1回の撮影からなるべく多くの写真が使えるのが嬉しいはずです。
ですので、インスタ標準コースでは1回の撮影から厳選して30枚程度の写真をインスタに上げられることを目指しています。
宣材撮影との大きな違いは、このセレクトされるカット数です。
従ってインスタ撮影の場合は、たくさん選んでいただけるように、撮影ポイントや構図を頻繁に変えて撮影します。 こうするともちろん1つの場所で同じ構図で撮る枚数は少なくなります。
しかしインスタに上げる写真の場合は宣材写真で気にする部分よりも、「映える」かどうかがかなり重要なポイントになりますので、構図や色などにオシャレ感や映え感が出るように撮影することを一番の目標にします。
撮影時間帯も違います。宣材撮影の場合は光のコンディションが良く、かつ、人出の少ない朝の11時くらいまでの間に撮影しますが、インスタ撮影の場合はカフェやレストラン、商業施設内でも撮影しますので、お店がオープンする11時くらいから撮影を開始します。
インスタ撮影の場合は一眼レフ、スマホの両方で撮影します。
一眼レフは背景のボケたキレイな写真にはなりますが、きちっとした感じになりがちで、映え感が出しにくいので、iPhoneを主体にして撮影します。
特にiPhoneで広角レンズにすると背景の広い範囲や空も写し込めるので、インスタっぽい写真が撮れます。
広角レンズで撮ると、かなりゆがみが出ます。宣材の場合はこのゆがみはNGですが、インスタの場合はかえって脚が長く見えたりして映える効果もあります。
インスタ撮影でもバリエーションを増やすために一眼レフでキレイなポートレート風のカットも撮影しますが、場所や時間帯などの条件が宣材撮影とは違いますので、宣材のクオリティは保証できません。
条件がよければ宣材に使えるカットが撮れる場合もあるかもしれません。
が、それはたまたま運がよかったと、お考えいただきたいと思います。
それぞれの目的に最適化した撮影にしていますので、内容的にはかなり異なります。
「宣材撮影」では、事務所が書類で送る写真、コンポジ、BOOKなどで使える宣材写真を撮影します。
経験上、衣装2パターンで撮影した写真から事務所で選んでいただけるのは2-6カット程度です。
しかし撮影の枚数は300枚から1000枚を超えることもあります。 お仕事を取るための重要なプロモーションツールになるため、事務所では微妙な表情の違いなど、かなり細かい所までチェックし、厳選されます。
今までの宣材より良いカットが撮れなければ「今回は全部ボツ」というようなことも普通にある厳しいものです。 ですのでカメラマンとしては細心の注意を払い撮影します。
主な注意点は
◯モデルさんの顔や全身の姿をゆがみなく、正確に写し込むこと。
もちろん多少脚が長めにスタイルが良く見えるように撮影しますが極端にゆがんだ写真はNGです。 そのためにゆがみの少ない望遠系のレンズを使用します
◯モデルさんの姿がしっかり確認できるよう、背景の色味、明るさやボケ具合をコントロールして撮影します
◯BOOKサイズのプリントに耐えるよう、一眼レフで高画質な写真を撮影します
一方、インスタ撮影の場合、モデルさんから見れば、わざわざお金を払ってインスタに上げる写真を撮るのですから、1回の撮影からなるべく多くの写真が使えるのが嬉しいはずです。
ですので、インスタ標準コースでは1回の撮影から厳選して30枚程度の写真をインスタに上げられることを目指しています。
宣材撮影との大きな違いは、このセレクトされるカット数です。
従ってインスタ撮影の場合は、たくさん選んでいただけるように、撮影ポイントや構図を頻繁に変えて撮影します。 こうするともちろん1つの場所で同じ構図で撮る枚数は少なくなります。
しかしインスタに上げる写真の場合は宣材写真で気にする部分よりも、「映える」かどうかがかなり重要なポイントになりますので、構図や色などにオシャレ感や映え感が出るように撮影することを一番の目標にします。
撮影時間帯も違います。宣材撮影の場合は光のコンディションが良く、かつ、人出の少ない朝の11時くらいまでの間に撮影しますが、インスタ撮影の場合はカフェやレストラン、商業施設内でも撮影しますので、お店がオープンする11時くらいから撮影を開始します。
インスタ撮影の場合は一眼レフ、スマホの両方で撮影します。
一眼レフは背景のボケたキレイな写真にはなりますが、きちっとした感じになりがちで、映え感が出しにくいので、iPhoneを主体にして撮影します。
特にiPhoneで広角レンズにすると背景の広い範囲や空も写し込めるので、インスタっぽい写真が撮れます。
広角レンズで撮ると、かなりゆがみが出ます。宣材の場合はこのゆがみはNGですが、インスタの場合はかえって脚が長く見えたりして映える効果もあります。
インスタ撮影でもバリエーションを増やすために一眼レフでキレイなポートレート風のカットも撮影しますが、場所や時間帯などの条件が宣材撮影とは違いますので、宣材のクオリティは保証できません。
条件がよければ宣材に使えるカットが撮れる場合もあるかもしれません。
が、それはたまたま運がよかったと、お考えいただきたいと思います。